警視庁・捜査一課長season3 〜ヒラから成り上がった最強の刑事!〜
『警視庁・捜査一課長』(けいしちょう・そうさいちかちょう)は、2012年からテレビ朝日系で放送されている刑事ドラマシリーズ。主演は内藤剛志。
副題は「ヒラから成り上がった最強の刑事!」[1](ヒラからなりあがったさいきょうのけいじ!)
今作からのレギュラーキャストに安達祐実、ナイツ塙が加わる
放送日時
4月12日スタート 20時~ 放送
キャスト
警視庁捜査一課
- 主要レギュラー
大岩純一(おおいわ じゅんいち) – 内藤剛志
警視庁捜査一課長。階級は警視正。鹿児島県出身(S.2第5話)。過去に青山署刑事課長、秋葉原署副署長、機動捜査隊副隊長などを経験している叩き上げの刑事[3]であり、“等身大のヒーロー”かつ“理想の上司”として描かれている[9]。
約400名の捜査一課員を指揮し[4]、常に複数設置されている捜査本部への的確な指示と共に、マスコミ対応にもあたる。そんな激務をこなす一方、捜査が行き詰った時は自ら現場に出向いて捜査に加わり、現場主義を貫く。部下を信頼し、よく労う他、犯人に対しても動機の質に関わらず、辛辣な批判で追い打ちをかけたりはせず、反省や再起を促す言葉を贈る人情味豊かな人物でもある。事件の遠因が自分にあった場合、笹川に辞表を提出することもあるなど、責任感も強く、これらの言行から、部下たちの厚い信頼をかちえている。
20年前に一人娘(後述)を病気で亡くしており、月命日には必ず娘の好物だったカレーライスとプリンを食べる習慣がある。
愛猫ビビちゃん[注 2]を大事にしている。 - 奥野親道(おくの ちかみち) – 塙宣之(ナイツ)
大岩捜査一課長の側近中の側近である捜査一課長公用車運転担当刑事。階級は巡査部長。好きな色はピンク
大岩の公用車の運転手。
もともと10年前に捜査一課へ異動したが、妻の病死後、娘の子育てのためしばらく事務職に移り、再び現場に戻り運転手から始めることになった。主夫経験で得た生活の知恵や女子力を武器に、事件捜査に奔走する。大岩からは「ブランク」というあだ名で呼ばれている。大岩の側近として一課長の苦悩や本音を唯一聞くことができる存在でもある。
大岩が乗る際は足元にマットを敷き、公用車には娘との家族写真を、後部座席にはコーヒーと冷茶の入った水筒とお菓子を置いている。
時折後述のセルフブランディングルームで大岩らが事件について会話するが、その時はエプロンを掛け、お茶を用意する。 - 天笠一馬(あまがさ かずま) – 鈴木裕樹
経歴:警視庁捜査一課長公用車運転担当刑事 → 警視庁捜査一課 刑事
階級は巡査部長。
大岩の公用車の元運転手。既婚者。新潟県出身。「刑事」という肩書ではあるものの現場での捜査は許されておらず、度々小山田から叱責され、「まあいいじゃないか」と大岩が間に入ることも多かった。
連ドラ版に入って以降、大岩の「空いている時間は有効に使え」との指示に従い、現状検証などで手が空いた際に有効な情報を集めていた。
小山田は叱責しつつも誉め、本人も浮かれるシーンがある。
season2から一課長付の運転担当を卒業。晴れて捜査一課刑事として捜査に走り回るようになった。 - 小山田大介(おやまだ だいすけ) – 金田明夫
警視庁捜査一課 庶務担当管理官。東京都渋谷区出身。階級は警視。大岩からは「ヤマさん」と呼ばれる。捜査に関わる重要な証拠を見つけ出すことに長けており、「見つけのヤマさん」の異名を持つ。
規律を逸脱した行動を取りがちだった運転担当時代の天笠や刑部、単独行動の多い平井や、言動に癖のある萌奈佳たちを窘める役回りだが、その一方で彼らの意見にも耳を傾けており、単なる石頭にとどまらない度量もそなえた、大岩の良き側近。妻には弱い。
準レギュラー
- 野口秋代 – 未來貴子
警視庁捜査一課 管理官。階級は警視。 - 中根穂高 – 池田政典
警視庁捜査一課 4係長。階級は警部。 - 田端力 – 矢柴俊博
警視庁捜査一課 管理官。階級は警視。 - 井上孝介 – 菊池隆志
経歴:成城学中央警察署 → 警視庁捜査一課 5係 → 羽田警察署 → 警視庁捜査一課 4係
複数出演
- 貝瀬猛 – 木村栄
警視庁捜査一課 5係長。階級は警部。 - 塚本岳 – 山内としお
警視庁捜査一課 8係長。 - 高地真介 – 戸谷公人
警視庁捜査一課 8係刑事。 - 武田弘道 – 新田純一
警視庁捜査一課 3係長。 - 島村靖 – 柴木丈瑠
警視庁捜査一課 3係刑事。 - 北原洋一 – 渋谷哲平
警視庁捜査一課 6係長。 - 斉田満 – 中村繁之
警視庁捜査一課 1係長。 - 飯田泰人 – 前田耕陽
警視庁捜査一課 12係長。 - 山根健介 – 駒木根隆介
警視庁捜査一課 12係刑事。 - 川崎拓真 – 陣内将
経歴:警視庁捜査一課 10係刑事 → 3係刑事。 - 中田一郎 – 石井テルユキ
経歴:警視庁捜査一課 5係刑事 → 1係刑事。 - 板木望子 – 陽月華
警視庁捜査一課 管理官。階級は警視。 - 丹羽竹代 – 菜葉菜
警視庁捜査一課 2係長。階級は警部。 - 赤羽麗子 – 須藤理彩
警視庁捜査一課 1係長。階級は警部。 - 斉木洋子 – 瀬奈じゅん
警視庁捜査一課 管理官。
警視庁広報課
- 谷中萌奈佳(やなか もなか) – 安達祐実
警視庁広報課セルフブランディングルーム室長。階級は警部補。後述の養父、明彦が関わった事件解決後、大岩の命により、捜査一課現場資料班と兼務となって捜査最前線で走り回ることになる。
大岩の警察学校時代の同期の故・谷中明彦の養女にあたる。そのため大岩からは下の名前で呼ばれる。
幼少期は、柔道の国民的スターとして活躍したが、結局メダルには手が届かず、世間の期待に応えきれないまま現役を引退。
引退後は、養父の死の真相を暴くため、警察官となり、警視庁広報課に配属。広報課内に新設されたセルフブランディングルーム室長(同室所属員は彼女一人であり、室長といっても部下はいない)に就任して、現役時代からの知名度も生かす形で警察の広報活動に従事していた。
その経歴から、挫折や人生経験は人一倍豊富で、そこから人間の本質を見抜く力を自然と蓄えてきた稀有な存在であり、大岩の新たな右腕となる。捜査活動では小山田と組むことが多く、小山田からは「谷中」、年長の奥野からは「萌奈佳ちゃん」と呼ばれる。
警視庁鑑識課
- 沢村結衣 – 鮎川まゆ美
警視庁鑑識課長。階級は警視。 - 武藤広樹(むとう ひろき) – 矢野浩二
警視庁鑑識課 主任。階級は警部補。ほぼ毎回、遺体発見現場で遺留品等に関連した蘊蓄を披露するが、他の人物の言葉に遮られる形で場面が移ってしまうことも多い。
警視庁幹部
- 笹川健志(ささがわ たけし) – 本田博太郎
警視庁刑事部長。階級は警視監。基本は大岩を頼りにしており、時には叱咤激励したり、また、捜査のヒントを伝えることがあるが[注 3][注 6]、事件が解決すると決まって「ベリーグッドです」と口癖のように大岩を褒め称えている。また、結婚して30年の妻がいる。大岩と同じく鹿児島県出身。
大岩家
- 大岩小春(おおいわ こはる) – 床嶋佳子
大岩の妻。重責を担う夫を支える良き妻。碑文谷の公舎で大岩と愛猫ビビと暮らしている。大岩が帰宅したときに一人娘の春菜との思い出や愛猫ビビの様子をよく話していて、その会話が事件解決のヒントとなることがある。 - 大岩春菜(おおいわ はるな) – 本田望結(第1作・第2作)、安藤千織(第3作 – )
大岩夫妻の一人娘であったが、5年前に危篤状態になり、その後死去した。その時の大岩は捜査中で、娘の死に目に会えなかった。戒名は「雲花春日童女」。 - ビビ – 黒豆
大岩家の愛猫。メス。近所の猫・ネネのことが好き。
スタッフ
- 脚本 – 石原武龍、守口悠介、内田静、中村由加里、末安正子、本田隆朗、安井国穂、田辺満、原田純一、入江信吾、岡田道尚、吉田真侑子、金子香緒里、谷口純一郎、青木江梨花
- 音楽 – 山本清香[175]
- 主題歌
season1 – コブクロ「STAGE」(ワーナーミュージック・ジャパン)
season2 – GLIM SPANKY「美しい棘」
season3 – GLIM SPANKY「All Of Us」 - 監督 – 猪原達三、濱龍也、池澤辰也
- ゼネラルプロデューサー – 関拓也(テレビ朝日)
- プロデューサー – 秋山貴人(テレビ朝日)、島田薫(東映)、高木敬太(東映 / S.2 – )
- 制作 – テレビ朝日、東映