【作品概要】
ビルの地下の最下層で目を覚ました少女・レイチェルは、記憶を失い自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。
そんな彼女の前に現れたのは、地上を目指し、ビルの中をさまよう殺人鬼・ザック。
殺してくれと願うレイチェルに、ここから出る手助けをしてくれたら殺してやるというザック。
二人の奇妙な絆は、その誓いをキッカケに深まっていく――。
彼らを待ち受ける運命とは? 密閉されたビルから脱出する二人の決死行が始まった!!
【放送局/放送時間】
・BS11/金曜27時(初回放送7月6日)
・TOKYO MX/金曜22時30分(初回放送7月6日)
・サンテレビ/金曜23時30分(初回放送7月6日)
・テレビ愛知/金曜27時5分(初回放送7月6日)ほか
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【ストーリー】
第1話:「Kill me… please.」
閉ざされたビルの地下の最下層で目を覚ました少女「レイチェル」。彼女は記憶を失い、自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。地上への脱出を目指してビルの中をさまよう中・・・。
第2話:「Your grave is not here.」
レイチェルは、自分の主治医を名乗る「ダニー」に襲われたところをザックに助けられた。「私を殺して」と願うレイチェルに対し、それを受け入れて約束したザック。2人はビルからの脱出のために行動を共にすることになった。次なるB4フロアに現れたのは・・・。
第3話:「I swear to God.」
資料室の奥の小部屋へたどり着いたレイチェルの前に、B4階を司る墓掘人のエディがあらわれた。エディは、レイチェルがこのビルにいる理由や、両親の行方を知っているという。そして、ザックではなく、自分こそが、レイチェルの〝願い〟を叶え・・・。
第4話:「A sinner has no right of choice.」
B3階の扉が開くと、そこは真っ白な壁と鉄格子に囲まれた牢獄のような空間だった。ザックが鍵の掛かった扉に大鎌を打ち付けるやいなや、壁に備え付けられた機関銃が火を吹く。あわや蜂の巣という2人を・・・。
第5話:「Don’t let me kill you just yet.」
ガス室から脱出するためのカードキーを見つけたレイチェルだったが、乱暴に扱ったザックが壊してしまう。砂時計が無情にもタイムアウトを告げると、強力な毒ガスが噴射された。しかし、ザックとの〝約束〟を確かめたレイチェルは、決してあきらめず・・・。
第6話:「Zack is the only one who can kill me.」
先へ進むため、迷うこと無く「危ない薬」の入った注射器を自らの腕に打ったザックは、抑えきれない殺害衝動に悶え苦しみながら、かすかな理性でレイチェルに告げた。「今だけ、俺に殺されるな」――。ついに姿をあらわしたキャシーは・・・。
第7話:「Who are you?」
自ら切り裂いた腹の傷によって、ザックは立ち上がることすらままならない状態だった。レイチェルは、止血薬を探して、ひとりB2階の奥へと向かう。「必ず、役に立つから」――。迷える子羊は・・・。
第8話:「Yeah…, I ‘m a monster.」
グレイ神父とともに、ザックの治療に使えるものがあるかもしれないダニーのフロアへ向かうレイチェル。だが、そのためには「試練」を受ける必要があった。それは、再び各階へ降り立ち・・・。
第9話:「There is no God in this World.」
B5階で殺したはずのダニーがあらわれ、ザックに取り引きを持ちかける。レイチェルの「目」と引き換えに薬を渡すというのだ。その頃レイチェルは、B6階で、ザックが部屋に残したナイフを手に入れていた。だが、B2階で休む彼のもとへ戻ったときには・・・。
第10話:「The witch trial shall start.」
ザックのナイフを持って、レイチェルは再び強い決意で歩き出す。ダニーを探し、止血薬を手に入れるために。だが、またしても紫の煙は、現実とも幻覚ともつかない世界へと彼女を引きずり込んでいく――。グレイ神父は、レイチェルのことを・・・。
第11話:「’cause you are my God, Zack.」
グレイ神父は自分がもっとも〝神〟に近しい存在だと語り、キャシーとエディたちのようにザックをも破滅させようとしていると、レイチェルに火炙りの刑を宣告した。「私は、魔女じゃない!」――。十字架に磔にされた少女は叫ぶ。ただ、ザックに殺されることを一途に願うレイチェル。そこへ・・・。
第12話:「Try to know everything about Her.」
ごく普通の住宅にも見えるB1階。赤黒い血痕をたどってリビングのような部屋に入ると、突如、レイチェルは錯乱。ザックに「殺して」と迫って、失神してしまう。そこへあらわれたダニーは、ザックを部屋から締め出して・・・。
第13話:「I’m not Your God.」
ザックがレイチェルの部屋を見て回っていると、突然、テレビの電源が入り、奇妙な殺人事件のニュースが始まった。殺害された夫妻の写真、保護された娘の名、そして、遺体の不自然な状態・・・。さらに、映像は・・・。
第14話:「Swear you will be killed by me.」
絶対的な存在である〝神様〟を失った絶望と、それでも最後にザックだけは〝私のもの〟にしたいという願いの中で、我を失うレイチェル。ザックは、向けられた銃口にもひるむことなく、その心の叫びを受け止める。「死にたきゃ、俺に殺されると誓え!」。とめどなくあふれる涙とともに・・・。
第15話:「A vow cannot be stolen.」
グレイ神父の言葉のとおり、B6階のステンドグラス奥に階段を見つけたレイチェルたち。しかし、何者かによって緊急装置のスイッチが押され、建物のあちこちで激しい爆発が始まるのだった。急いで階段を駆け上がった2人は・・・。
第16話:「Stop crying and smile.」
崩落するビルの中、グレイ神父の〝観察〟は終わりを迎えようとしていた。「レイチェル・ガードナーは、まだ生きている。今、外に行けば助かるだろう!」。そんな言葉に追い立てられるように、ザックは、ダニーの銃弾に倒れたレイチェルを抱いて、ついに脱出を果たすのだった。だが、レイチェルは目を覚まさない・・・。
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【登場人物:声優】
- レイチェル:千菅春香
- ザック:岡本信彦
- ダニー:櫻井孝宏
- エディ:藤原夏海
- キャシー:伊瀬茉莉也
- グレイ:大塚芳忠